2023年にMLBドラフト全体1位指名を受け、ピッツバーグ・パイレーツ入りを果たしたポール・スキーンズ。
MLBを背負う大エースとしての将来を嘱望された彼は、早くも球界屈指の投手として花開き始めています。
本記事では、そんなポール・スキーンズの基本情報、プレースタイル、そしてこれまでのキャリアや年俸、成績について、詳しく解説していきます。
【ポール・スキーンズとは?】
- MLBピッツバーグ・パイレーツに所属する、2023年のドラ1投手
- 最速100マイル超のフォーシームと多彩な変化球で打者を圧倒
- メジャーデビューから圧巻の成績を残し、早くもリーグ屈指の投手の一人として注目される
ポール・スキーンズの基本情報
ポール・デビッド・スキーンズ(Paul David Skenes)。
2002年5月29日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。
ピッツバーグ・パイレーツに所属する先発投手であり、背番号は30番です。
スキーンズの経歴
以下からは、ポール・スキーンズの経歴についてご紹介します。
空軍士官学校時代
ポール・スキーンズは、高校卒業後は空軍士官学校に進学。
投打で光る才能を見せ、1年生時は主にリリーフ投手として26.2回を投げ、1勝1敗、防御率2.70。打者としては48試合に出場し、打率.410、11本塁打を放っています。
続く2年生時も順調なシーズンを送ったスキーンズ。
投手として15試合に登板し、10勝3敗、防御率2.73。打者としては53試合で打率.314、13本塁打を記録しています。
ルイジアナ州立大学時代
2022年7月28日、自身の野球選手としてのキャリアを優先させるため、スキーンズは空軍士官学校からルイジアナ州立大学(LSU)へ転校することを発表しました。
さらにスキーンズは、LSUにおいて投手に専念する道を選択し、新たなシーズンに臨みます。
そして、2022年シーズン。
19試合に登板したスキーンズは、13勝2敗、防御率1.69、122.2回、209奪三振と、まさに支配的な成績を残しました。
LSUを”エース”として牽引したスキーンズは、勢いそのままにカレッジ・ワールドシリーズで優勝。
名実ともに、大学野球界の「顔」となりました。
(参考:https://www.baseball-almanac.com/players/college.php?p=skenepa01)
MLBドラフト全体1位指名
大学野球でまさに”無双”したポール・スキーンズは、2023年のMLBドラフトにおいて、ピッツバーグ・パイレーツより全体1位指名を受けてプロ入りを果たします。
ドラフト後のスキーンズは、マイナーリーグでのわずかな登板を経て、翌2024年5月11日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー。
その後、瞬く間にパイレーツの先発ローテーションの一角の座を掴み取りました。
ルーキーシーズンとなった2024年には、23試合に登板して11勝3敗、防御率1.96、WHIP 0.95という圧巻の成績で、新人王を獲得。加えて、先発投手としてオールMLBのファーストチームにも選出されました。
また、メジャー1年目ながらオールスターに選出され、先発投手として出場する快挙も達成しています。
メジャー2年目も、前半戦においてパイレーツのエースとして躍動し、当然のようにオールスターに選出。2年連続の先発登板を果たしました。
スキーンズの契約・年俸
ポール・スキーンズは、MLBドラフト史上最高額となる920万ドル(約13億8千万円)の契約金で、ピッツバーグ・パイレーツに入団しています。
そんなスキーンズの年俸は、MLBの最低保証額(76万ドル)を上回る87万5千ドル(約1億3千万円)です。
本記事執筆時点では、サイ・ヤング賞も現実的なシーズンを送っているスキーンズ。
来季以降のキャリアや年俸の推移に、注目しておきたいところです。
(出典:https://www.spotrac.com/mlb/player/_/id/83150/paul-skenes)
ポール・スキーンズのプレースタイル
ポール・スキーンズは、98マイル前後のフォーシーム(速球)と、多彩な変化球で打者を翻弄する投手です。
以下からは、球種ごとにスキーンズの投球を紐解きます。
フォーシーム
スキーンズのフォーシームは、最速100マイル超の速球。
単純な”速さ”も打者を圧倒する要因ですが、スキーンズの直球は、その軌道にも特徴があります。MLBの投手としては比較的低いアームアングルから投じられるため、打者にとっては球速以上に浮き上がって見えるのです。
垂直方向への変化量は平均的とされますが、その球速と低いリリースポイントが相まって、効果的な「浮き上がる」ボールとなり、打者の空振りを誘発します。
スキーンズは、このフォーシームを、カウントを有利に進めるため、そして三振を奪うための決め球として多用します。
デビュー戦では時速100マイル以上の速球を1試合で17球も投げるなど、その球威で打者を圧倒します。
スライダー
85マイル(142キロ)前後のスライダーは、スキーンズの主要な変化球のうちの1つ。
彼にとっては、速球と並ぶ決め球でもあり、横方向への鋭い変化と縦方向への落差を併せ持ちます。
速球とは異なる軌道を描くスライダーは、打者のタイミングを大きくずらし、三振の山を築きます。
スプリンカー
スキーンズは、シンカーとスプリッター(フォークボール)のハイブリッド球種である「スプリンカー」を投じます。
「スプリンカー」は、ミネソタ・ツインズのクローザー、ジョアン・デュランも使用しており、球種追跡システム上ではスプリッターに分類されますが、平均球速は94マイル(151キロ)前後と比較的速いのが特徴です。
スキーンズは、速球を待っている打者の意表を突く目的で投じることが多く、より磨きが掛かれば、メジャーでもトップクラスに厄介な球種となることが予想されます。
チェンジアップ、カーブ
上述の軸となる3球種に加え、スキーンズはチェンジアップやカーブも投じます。
チェンジアップは平均88.2マイル(約142キロ)、カーブは平均82.1マイル(132キロ)と遅く、主に打者のバランスを崩す補助的な目的で使っている様子。
このような変化球と、並外れた速球、決め球のスライダー、独自のスプリンカーといった多彩な組み合わせが、スキーンズの真骨頂です。
参考記事
「Inside Paul Skenes’ pitch mix: Scouting report on hard-throwing Pirates’ ace and his splinker」
「Indy’s Skenes breaks down his wicked arsenal」
ポール・スキーンズの成績
ここでは、ポール・スキーンズのこれまでの成績について、特に印象深いシーズンを抜粋してご紹介します。
【2024年のスキーンズ】鮮烈なメジャーデビュー
メジャー1年目のスキーンズは、「新人」とは思えない凄まじい活躍で、早くも”エース”の座を掴み取りました。
2024年は23試合に登板して11勝3敗、防御率1.96、WHIP 0.95と圧巻の成績。
オールスター出場や、オールMLBファーストチーム選出のみならず、サイ・ヤング賞投票では3位、MVP投票でも19位と、共にランクインを果たしました。
【2025年のスキーンズ】圧倒的なシーズン
いわゆる「2年目のジンクス」など何のその。
2025年のポール・スキーンズは、サイ・ヤング賞クラスの活躍で、パイレーツを、ひいてはメジャー全体を牽引しています。
本記事執筆時点の成績は、22試合に先発して6勝8敗、防御率1.83、WHIP 0.90。
援護に恵まれず、勝敗こそパッとしないものの、その他の数値はいずれもメジャー最高峰です。
特に、規定投球回に達している先発投手の中で、1点台の防御率をキープしているのは、両リーグを通じてスキーンズただ1人。
後半戦はチームに勝利を呼び込み、サイ・ヤング賞を狙います。
ポール・スキーンズのグッズ
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