スティーブン・クワンは、クリーブランド・ガーディアンズの外野手です。
驚異的な選球眼とコンタクト能力で出塁を重ねるだけでなく、外野守備ではすでに3度のゴールドグラブ賞に輝くなど、攻守にわたってチームに不可欠な存在。
メジャーリーグで瞬く間に頭角を現した彼のプレースタイルは、現代野球における「打って守れるリードオフマン」の理想像とも言えるでしょう。
本記事では、そんなスティーブン・クワンの基本情報、プレースタイル、そしてこれまでのキャリアや年俸、成績について、詳しく解説していきます。
【スティーブン・クワンとは?】
- クリーブランド・ガーディアンズに所属する、MLB屈指のリードオフマン
- 外野守備では既に3度のゴールドグラブ賞を受賞
- 走行守に優れ、「ベイビー・イチロー」の異名を持つ
- 2022年にメジャーデビューし、ルーキーイヤーから大活躍
スティーブン・クワンの基本情報
スティーブン・ロバート・クワン(Steven Robert Kwan)。
1997年9月5日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロス・アラミトス出身。
クリーブランド・ガーディアンズに所属する外野手であり、背番号は38番です。
クワンの経歴
スティーブン・クワンは、オレゴン州立大学で大学野球を経験した後、2018年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)から5巡目(全体163位)で指名され、プロ入りを果たしました。
以降はマイナーリーグで着実にステップアップを重ね、優れたコンタクト能力と選球眼で着実に評価を高めたクワン。
そして、2022年4月7日、カンザスシティ・ロイヤルズ戦でついにメジャーデビューを果たしました。
ルーキーイヤーから才能を爆発させたクワンは、開幕直後から驚異的なバットコントロールと選球眼を見せつけ、リーグの注目を集めます。そして、彼はすぐにガーディアンズのリードオフマン(=1番打者)として定着し、新人王投票でも3位に入る活躍を見せました。
滅多に空振りをしない選手としても知られており、メジャーデビューから116球に渡り空振りなしの打席を過ごしています。これは、2000年以降デビューの選手としては最多の記録です。
クワンの契約・年俸
スティーブン・クワンは、1年総額417.5万ドル(約6億2千万円)でガーディアンズと契約しています。
2025年は、クワンが年俸調停権を得た最初の年ですが、上記契約は年俸調停を避ける形で結ばれました。
(出典:https://www.spotrac.com/mlb/player/_/id/26196/steven-kwan)
スティーブン・クワンのプレースタイル
クワンの打撃能力
スティーブン・クワンの打撃で最も際立つのは、驚異的な選球眼とバットコントロールです。
打席に立ったクワンは、ボール球にほとんど手を出さない非常に忍耐強い一面を覗かせます。
これにより、相手投手に多くの球数を投げさせられる他、ストライクゾーンの球だけを打ちに行くため、高い出塁率を持つ点が特徴的です。
また、クワンはMLBでも屈指の三振の少なさを誇り、とにかく何らかの形でボールを前に飛ばします。
打球については、引っ張りのみならず、広角に打ち分ける技術も突出しているクワン。
内野の間を抜けるヒットや、外野のギャップを破る打球もお手のものであり、長打力こそ突出していないものの、確実な出塁と得点機会の創出で、チームに貢献します。
ゴールドグラブ級の外野守備
上述の打撃のみならず、クワンは守備においてもMLBトップクラス。現に、2022、2023、2024年と3年連続でゴールドグラブ賞を受賞しています。
そんなクワンは、左翼手としては非常に広い守備範囲を持っていることが特徴です。それは、難しい打球にも追いつく俊足と、即座に動き出す判断力の両方を併せ持つからこそ成せる技。
加えて、補給も堅実であり、エラーもほとんどありません。
肩は平均レベルですが、早急は正確。走者の進塁を阻む好プレーも度々見せています。
スティーブン・クワンの成績
ここでは、スティーブン・クワンのこれまでの成績について、特に印象深いシーズンを抜粋してご紹介します。
【2024年のクワン】凄まじい三振率
2024年のスティーブン・クワンは、打率.292、出塁率.368、長打率.425、WAR4.2と素晴らしい成績を残しました。
オールスター級のWARに加えて、打率はリーグ8位、出塁率に至ってはリーグ6位です。
何より特筆すべき点として、この年のクワンの三振率は9.4%であり、これはアメリカンリーグにおいて、2位(12.0%)を突き放してのぶっちぎり1位です。
【2025年のクワン】好調をキープ
2025年のクワンは、打率.286、出塁率.351、長打率.410と、相変わらずの堅実な成績。
三振率については、リーグ1位の座こそ新人のジェーコブ・ウィルソンに譲っているものの、8.5%と好調です。
※数字はいずれも本記事執筆時点。
4年連続のゴールドグラブ賞獲得なるか、今後は守備にも注目したいところです。