
「クイーン・アン」のファンネル|画像提供©Cunard
伝統的な”赤と黒”が映えるファンネル(煙突)は、キュナードの船隊に共通するシンボルマーク。
伊・フィンカンティエリによって建造された「クイーン・アン」は、キュナード伝統のファンネルを携えて、2024年にデビューを飾りました。
”グレートブリテン王国の最初の王”たるアン女王の名を冠した同船は、現代的な要素と、同社の伝統が融合した、新時代にふさわしい客船です。
本記事では、そんな「クイーン・アン」を中心に、”ラグジュアリー・クルーズラインの象徴”として君臨し続けるキュナードの魅力に迫ります。
キュナードとは
「キュナード」の歴史は、サミュエル・キュナードが1840年に設立した、英国ー北米間を結ぶ大西洋横断航路の汽船会社から始まりました。
郵便事業や旅客運送事業を行い、1998年にはクルーズ事業最大手「カーニバル・コーポレーション」の傘下入りし、現在へ至ります。
キュナードの船隊
![]() クイーン・メリー2|画像提供©Cunard |
![]() クイーン・ヴィクトリア|画像提供©Cunard |
![]() クイーン・エリザベス|画像提供©Cunard |
![]() クイーン・アン|画像提供©Cunard |
2025年11月現在、キュナードは、「クイーン・メリー2」「クイーン・ヴィクトリア」「クイーン・エリザベス」「クイーン・アン」の4隻を運航しています。
いずれの客船も10万トン近い中型船。一度の航海につき、最大2,000名を超えるゲストを迎えることができます。
伝統と革新|キュナードの魅力
185年以上もの歴史と信頼に裏打ちされた「伝統」と、未来に向けた「革新」。
キュナードは、変容する時代の波に乗りつつも、「伝統」と「革新」を絶妙なバランスで両立させることで、唯一無二の存在感を放つクルーズ会社です。
ここでは、そんなキュナードの魅力をご紹介します。
ホワイトスター・サービス
世界的に船旅への注目度が上昇し、「クルーズの黄金時代」とも呼ばれる1950年代から、キュナードは、クルーズ会社としての確固たる地位を確立していました。
そんなキュナードならではの魅力の1つが、「ホワイトスター・サービス」です。
キュナードで働くすべての乗組員は、「ホワイトスター・トレーニング・アカデミー」で時代とともに進化を続けるラグジュアリーなサービスの定義を学びます。
誇りと情熱、ゲストへの配慮、そして、スタッフ自身の創意工夫。
アカデミー合格者は、常にゲストの要望を先読みし、事前に対応することを心掛けることで、「期待を超える体験」を実現します。
船上でスーツケースの荷ほどきをしていると、ふと本のしおりを家に忘れたことに気づく。しかし、後ほど客室に戻ると、新品のしおりが用意されており、まるで最初からそこにあったかのように完璧に整えられている。
お気に入りの靴のヒールを壊してしまったものの、翌朝には修理されてきれいに仕上げられ、まるで何事もなかったかのように、完璧な状態でクローゼットに戻っていた。
Cunard公式ホームページより引用。
船上生活をより優雅に彩る洗練されたサービスは、キュナードだけで実現する特別な体験です。
キュナードの夜

ドレスコード|画像提供©Cunard
気品溢れるキュナードの夜は、クイーン船最大の楽しみの一つ。
午後6時からは、レストランやバーを含むほとんどの施設で、ドレスコードが適用されます。
日中は、リラックスできる自由な服装で。
そして、ガラ・イブニングの夜は、華やかな服装を身に纏い、自分を表現しましょう。
通常、夜に適用されるドレスコードはスマート・アタイア、すなわちスマート・カジュアル。男性であればジャケット着用(ネクタイ不要)、女性であればカクテルドレスやワンピースの着用がおすすめです。
「ガラ・イブニング」では、多くのゲストがタキシードやイブニングドレスに身を包み、華やかな夜が演出されます。
キュナードのガラでは、「ブラック&ホワイト」「レッド&ゴールド」「ロアリング20s」「マスカレード」など、テーマが設けられることも。思い思いの装いで、特別なキュナードの夜を彩る一員になりましょう。
ドレスコードについて
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ドレスコードのイメージ|Photo by iStock
船内では、後述の「ゴールデン・ライオン」や、ブッフェ形式の「リド・レストラン」、「キングス・コート」など、ドレスアップしていなくても楽しめる施設が複数用意されています。
また、男性用フォーマルウェア(一式)は、有料にてレンタルが可能です。
女性用フォーマルウェアは、レンタルサービスは用意されていないものの、船内にて販売されています。
優雅で洗練された空間
「クイーン・アン」を含め、キュナード各船は、”洋上の英国”とも形容するべきエレガンス溢れる空間が特徴です。
以下では、キュナードを語る上で外せない船内空間として、「クイーンズ・ルーム」と「ゴールデン・ライオン」をご紹介します。
クイーンズ・ルーム

クイーンズ・ルーム|画像提供©Cunard
洋上最大規模のダンスホール「クイーンズ・ルーム」は、キュナードを象徴する空間の1つです。
洗練された装いで、オーケストラの生演奏を背に踊り明かす夜は、きっと船旅のハイライトとして記憶に残るはず。
船内では、初級〜中級の社交ダンスレッスンも開催されており、ダンス経験がなくても安心です。
ゴールデン・ライオン

ゴールデン・ライオン|画像提供©Cunard
「ゴールデン・ライオン」は、キュナード伝統の英国風酒場(パブ)。
3種類のキュナードオリジナルビールを片手に、名物の「フィッシュ・アンド・チップス」など、パブの定番料理をカジュアルな雰囲気の中で楽しめます。
カジュアル空間と侮るなかれ。
「ゴールデン・ライオン」で提供されるフードメニューのなかには、スターシェフのミシェル・ルー氏が監修したものもあり、いずれも逸品揃い。
パブの人気メニューが、シェフの独創的解釈によるアレンジが加わった状態で振る舞われます。
キュナードの伝統|グリルクラス

クイーンズ・グリル・レストラン|画像提供©Cunard
キュナードは、客室カテゴリーに応じてメインダイニングが指定される、ダイニングシステムを採用しています。
「クイーンズ・グリル」に宿泊のゲストは、クイーンズ・グリル・レストラン。
「プリンセス・グリル」は、プリンセス・グリル・レストラン。
「ブリタニア・クラブ」は、ブリタニア・クラブ・レストラン。
そして、上記以外の客室に宿泊するゲストは、ブリタニア・レストラン……といった具合です。

ブリタニア・レストラン|画像提供©Cunard
また、キュナードの「グリルクラス」では、上述の専用ダイニングのみならず、専用ラウンジやグリル・テラスも設けられています。
特にグリル・テラスは、屋外に用意されたドリンクサービス付きのスペース。
静寂の中、クッション付きのデッキチェアに腰掛け、海を望む理想的な時間が実現します。
有料レストラン
特に「クイーン・アン」では、最新客船よろしく有料レストランも充実しています。
地中海料理の「トラモント」。
創作和食の「Aji Wa (味和)」。
インド料理なら「アランヤ」。
キュナード船定番のグリル料理を提供する「サー・サミュエルズ」も用意されています。
クイーン・アンの客室

クイーンズ・スイート|画像提供©Cunard
最上級クラスの「クイーンズ・スイート」は、全室オーシャンビューかつバルコニー付き。
専属バトラー(執事)サービスが利用可能であり、優雅なウェルカムシャンパンの提供から旅が始まります。
「クイーン・アン」のスイートは、落ち着いた色味で構成された明るいデザイン。
クイーンズ・グリルに宿泊すると、夕食前にカナッペが提供されるサービスも。

ブリタニア・インサイド|画像提供©Cunard
一般的にはカジュアルな印象を持たれがちな内側客室も、キュナードにおいては手抜かりなし。
王室御用達「PENHALIGON’S(ペンハリガン)」のバスアメニティをはじめ、ハイクラスな調度品で揃えられており、客室クラスを問わず優雅な船旅が実現します。
ブリタニアクラスの客室は、インサイド、オーシャンビュー、バルコニーの3種類から選択可能です。
キュナード|その他の情報
予約方法
「クイーン・アン」を含むキュナードの全てのクルーズ旅行は、キュナード公式ホームページより予約可能です。
旅行代理店での店頭予約やWEB予約も引き続き利用可能ですが、公式サイトからの予約では客室番号まで指定可能です。
また、公式サイト限定の特別オファーも行われています。
マイキュナード
予約が確定している方は、「マイキュナード」へ。
寄港地観光やドリンク・パッケージが船上の10%割引価格で購入でき、旅程、ドレスコードなどが確認可能です。
予約番号の確認をお忘れなく。
特別限定オファー
キュナード公式ホームページでは、「特別限定オファー」を利用してお得にクルーズの予約をすることができます。
不定期で行われるプロモーションでは、キュナードが厳選したクルーズへの割引適用や、オンボード・クレジットの特典など、早期に予約をすることで様々な特典が用意されています。
また、出発日の近づいたクルーズを特別な価格で予約できる「出発直前オファー」も提供されています。
キュナード・ワールドクラブ
キュナードでは、初めてのクルーズを終えるとリピータープログラム「キュナード・ワールドクラブ」に迎えられます。ステータスに応じて、優先乗船やインターネット・クレジットの付与、船上でのリピーターパーティーに招待されます。




