四季折々の美しい自然が織りなす山形県は、雄大な山々から豊かな平野、そして日本海まで、変化に富んだ景観が魅力の地です。
この恵まれた大地には、古くから愛され続ける名湯から、風情ある温泉街、そして絶景を望む秘湯まで、個性豊かな温泉地が数多く点在しています。
山形の温泉は、旅の疲れを癒し、心に深く刻まれる感動をもたらします。
この記事では、執筆者が旅行代理店で培ってきた経験を活かし、山形県が誇る代表的な7つの温泉地を厳選してご紹介します。
各温泉地の泉質や効能、アクセス方法、そして周辺のおすすめ観光スポットや知って嬉しい小ネタまで、旅のプロならではの視点で徹底解説。
この記事を読むことで、あなたの理想の温泉地が見つかるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
【山形県】おすすめ温泉地7選
ここからは、山形県を代表する7つの温泉地を、旅のプロならではの視点で詳しくご紹介します。
それぞれの温泉地の魅力や特徴を知って、あなたの理想の温泉地を見つけてくださいね。
1. 蔵王温泉
蔵王温泉-「山形県公式観光サイト(https://yamagatakanko.com/)」より引用。
山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰の西麓に位置する蔵王(ざおう)温泉は、強酸性の硫黄泉で知られる名湯です。
古くからの湯治場として栄え、冬にはスキーリゾートとして、そして幻想的な「樹氷」観光の拠点として全国的に人気を集めます。四季折々の美しい景色の中で、効能豊かな湯を存分に楽しめる温泉地です。
蔵王温泉|泉質と効能
蔵王温泉の代表的な泉質は、強酸性硫黄泉です。
その名の通り非常に酸性が強く、独特の硫黄の匂いが特徴です。
皮膚病全般、慢性皮膚病、高血圧症、糖尿病、慢性婦人病などに良いとされ、肌を強く引き締め、ピーリング効果も期待できる「美肌の湯」としても知られています。
湯上りには肌がツルツルになる感覚を味わえますよ。
蔵王温泉|魅力と特徴
蔵王温泉の最大の魅力は、全国屈指の強酸性硫黄泉という湯質と、その雄大な自然環境にあります。
特に冬は、世界的にも珍しい「樹氷」の群生を見られることで有名で、スキーヤーだけでなく観光客も多く訪れます。
温泉街には大小様々な旅館やホテルが立ち並んでおり、共同浴場も点在しているため、湯めぐりを楽しむことも可能です。
夏は新緑、秋は紅葉と、四季を通じて美しい景色の中で温泉を満喫できます。
蔵王温泉|アクセス
蔵王温泉は、山形市 蔵王温泉に位置しています。
JR山形駅からは路線バス(山交バス)で約40分で蔵王温泉バスターミナルに到着します。
冬季は積雪が多いため、自家用車かレンタカーの場合は、スタッドレスタイヤやチェーンが必須です。
蔵王エコーラインは冬期閉鎖となるため、御釜観光などはルートを事前に確認しましょう。
蔵王温泉|周辺観光
周辺には、山頂まで手軽にアクセスできる「蔵王ロープウェイ」があり、樹氷高原や地蔵山頂からの絶景を楽しめます。
エメラルドグリーンに輝く火口湖「御釜」(蔵王エコーライン経由)は、蔵王を代表する景勝地です。
ハイキングコースも整備されており、「ドッコ沼」など美しい自然を満喫できます。
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2. 銀山温泉
山形県の山奥にひっそりと佇む銀山(ぎんざん)温泉は、大正時代にタイムスリップしたかのような、ノスタルジックで幻想的な温泉街の景観が全国的に有名です。
特に雪が降り積もる冬の夜は、ガス灯の明かりが川沿いの木造建築を照らし、まるで映画のセットのような美しい世界が広がります。
銀山温泉|泉質と効能
銀山温泉の代表的な泉質は、ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉です。
無色透明で、源泉かけ流しの豊富な湯量を誇る銀山温泉は、湯温が高く、体の芯から温まるため、冷え性や疲労回復、神経痛、筋肉痛などに良いとされます。
きりきず、火傷、慢性皮膚病などにも効能が期待できる他、湯冷めしにくいのも特徴です。
銀山温泉|魅力と特徴
銀山温泉の最大の魅力は、やはり大正ロマン漂う温泉街の景観でしょう。
銀山川の両岸に木造多層階の温泉旅館が軒を連ね、夜にはガス灯がともり、幻想的な雰囲気に包まれます。
特に雪が積もる冬の情景は、その美しさから多くの観光客を魅了して止みません。
かつてはNHKの朝の連続テレビ小説「おしん」の舞台としても知られ、その情緒豊かな景観は、多くの人々の心に深く刻まれています。
銀山温泉|アクセス
銀山温泉は、尾花沢市 銀山新畑地内に位置しています。
最寄りの主要駅はJR大石田駅。そこから路線バス(銀山はながさバス)に乗車し、約40分で銀山温泉に到着します。
多くの旅館がJR大石田駅から送迎バスを運行しているため、事前に確認すると良いでしょう。
温泉街は車両規制があるため、一般車両は手前の駐車場に停め、そこから徒歩または送迎サービスを利用することになります。
銀山温泉|周辺観光
温泉街からほど近い場所には、「白銀公園」があり、銀山温泉の名前の由来となった銀鉱洞「延沢銀山遺跡」の坑道跡を巡ることができます。
また、美しい「白銀の滝」や、迫力ある「洗心峡」の遊歩道も整備されており、温泉街の散策と合わせて自然を満喫できますよ。
山形名物の「そば街道」も周辺に点在しているため、地元の美味しいそばを味わうのもおすすめです。
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3. かみのやま温泉
かみのやま温泉-「山形県公式観光サイト(https://yamagatakanko.com/)」より引用。
山形市の南に位置するかみのやま温泉は、蔵王連峰の麓、上山城の城下町として栄えた歴史ある温泉地です。
戦国時代から続く歴史と文化が息づく街並みには、武家屋敷などが残り、新幹線駅からのアクセスも良好なため、観光と温泉を両立させたい方におすすめです。
かみのやま温泉|泉質と効能
かみのやま温泉の代表的な泉質は、ナトリウム・カルシウム−塩化物泉。無色透明で、塩分を含むため湯冷めしにくく、体の芯から温まる「熱の湯」として知られています。
保温効果が高いため、湯上り後もポカポカ感が続くでしょう。
また、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性婦人病などに良いとされ、病後回復期や疲労回復にも効能があると言われています。
かみのやま温泉|魅力と特徴
かみのやま温泉の魅力は、上山城を中心とした城下町の歴史と文化を肌で感じられることです。
温泉街には、無料の足湯が点在しており、散策しながら気軽に湯に浸かることができます。
「上山城」からの眺めは、蔵王連峰や市街地を一望できる絶景です。
また、JRかみのやま温泉駅は新幹線停車駅であり、東京方面からのアクセスも非常に便利なため、手軽に訪れることができます。
蔵王や山形市内観光への拠点としても最適です。
かみのやま温泉|アクセス
かみのやま温泉は、上山市 湯町などに位置しています。
JR山形駅から奥羽本線で約10分、または山形新幹線で「JRかみのやま温泉駅」に停車します。
駅から温泉街や主要な旅館は徒歩圏内にあるため、アクセスは非常に便利です。
山形自動車道の山形上山ICからも車で約10分と、自家用車やレンタカーでのアクセスも良好です。
かみのやま温泉|周辺観光
周辺には、再建された天守閣が美しい「上山城」があり、郷土資料館として城下町の歴史を紹介しています。
また、城周辺の「月岡公園」は、桜の名所です。
歌人・斎藤茂吉の生家跡にある「斎藤茂吉記念館」では、彼の文学世界に触れることができます。子ども連れには、遊園地「リナワールド」もおすすめです。
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4. 天童温泉
天童温泉-「天童ホテル公式サイト(https://www.tendohotel.co.jp/oneday/)」より引用。
山形県のほぼ中央に位置する天童(てんどう)温泉は、将棋駒の生産地として全国的に有名な天童市にあります。
豊富な湯量と、「美肌の湯」として親しまれる泉質が魅力で、比較的規模の大きな温泉宿が多く、快適な滞在を提供してくれます。
山形観光の拠点としてもアクセスが良く、観光と温泉を両立できる人気の温泉地です。
天童温泉|泉質と効能
天童温泉の主な泉質は、ナトリウム−カルシウム−硫酸塩泉や単純温泉です。
無色透明で無臭の場合が多く、肌に優しいのが特徴的。
肌の潤いを保ち、美肌効果が期待できる「美肌の湯」として、女性に人気があります。湯上りには、しっとりとした肌触りを感じられるでしょう。
また、疲労回復、神経痛、筋肉痛、冷え性、健康増進などに効能があると言われています。
天童温泉|魅力と特徴
天童温泉-「山形県公式観光サイト(https://yamagatakanko.com/)」より引用。
天童温泉の魅力は、将棋駒の生産地というユニークな特色と、その泉質がもたらす美肌効果です。
季節ごとに様々なイベントが開催される温泉街には、将棋の駒をモチーフにしたオブジェや、将棋関連の施設が点在しています。
比較的規模の大きな温泉宿が多く、露天風呂や大浴場が充実しており、ゆったりと温泉を楽しむことができますよ。
山形新幹線停車駅であるJR天童駅からのアクセスが良好なため、観光の拠点としても非常に便利です。
天童温泉|アクセス
天童温泉は、天童市 鎌田本町などに位置しています。
JR山形駅からJR奥羽本線で約15分、または山形新幹線で「JR天童駅」に停車します。
駅から温泉街までは徒歩圏内の宿もありますが、多くの宿が送迎バスを運行しています。
山形自動車道の天童ICからも車で約10分と、自家用車やレンタカーでのアクセスも便利です。
天童温泉|周辺観光
周辺には、桜の名所として知られる「天童公園」があり、春には桜と将棋駒のコラボレーションを楽しめます。
将棋の歴史や駒の生産工程を学べる「天童市将棋資料館」や、浮世絵師・歌川広重の作品を展示する「広重美術館」もおすすめです。
また、毎年春に行われる「人間将棋」イベントは、武者姿の人間が将棋の駒となって戦うユニークな催しで、多くの観光客で賑わいます。
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5. 肘折温泉
肘折温泉-「公式サイト(https://hijiori-touji.jp/)」より引用。
山形県の最上郡大蔵村、最上川上流の山間にひっそりと佇む肘折(ひじおり)温泉は、開湯1200年という長い歴史を持つ、秘湯感あふれる湯治場です。
昔ながらの湯治文化が色濃く残り、共同浴場が点在する温泉街は、どこか懐かしい雰囲気。
特に冬には3mを超える積雪があり、雪深い秘境ならではの静寂と温泉の恵みを深く感じられます。
肘折温泉|泉質と効能
肘折温泉の泉質は多岐にわたり、ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉が主ですが、硫黄泉なども湧出しています。
塩分を含むため湯冷めしにくく、体の芯から温まるのが特徴です。
神経痛、リウマチ、皮膚病、胃腸病、婦人病、疲労回復などに幅広い効能があると言われており、湯治客が長期間滞在して病気の治療や療養を行う目的で利用するほど、その効能は高く評価されています。
肘折温泉|魅力と特徴
肘折温泉-「山形県公式観光サイト(https://yamagatakanko.com/)」より引用。
肘折温泉の最大の魅力は、その開湯1200年という長い歴史と、今も息づく昔ながらの湯治文化です。
温泉街には共同浴場が点在し、地元の人々や湯治客が生活の一部として温泉を利用しています。
朝市が立つ日には、地元で採れた新鮮な野菜や山菜が並び、地域の人々との交流も楽しむことができますよ。
また、山奥の秘湯ならではの豊かな自然も魅力。特に冬は、深い雪に閉ざされながらも、湯煙が立ち上る温泉街の光景は幻想的で、真の秘境感を味わえます。
湯治体験ができる宿もあり、普段の生活から離れて心身をじっくりと癒したい方におすすめです。
肘折温泉|アクセス
肘折温泉は、最上郡 大蔵村肘折に位置しています。
最寄りの主要駅はJR新庄駅で、新庄駅から路線バス(肘折温泉線)で約50分〜1時間で到着します。
冬季は積雪が多いため、バスの運行状況や道路の閉鎖情報に十分注意が必要です。
肘折温泉|周辺観光
周辺には、温泉街のすぐ近くにある「地蔵倉」があり、パワースポットとして知られています。
肘折温泉街のシンボルでもある「肘折希望大橋」からは、美しい渓谷美を眺められます。
また、飲泉所や足湯が点在しており、気軽に温泉を楽しむことができます。
冬は深い雪に閉ざされるため、雪景色の中での散策も楽しめますが、装備をしっかり整えましょう。
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6. あつみ温泉
あつみ温泉-「つるおか観光ナビ(https://www.tsuruokakanko.com/)」より引用。
山形県の日本海側、温海川(あつみがわ)沿いに広がるあつみ温泉は、日本海からの潮風を感じられる風情ある温泉地です。
古くから多くの人々に親しまれ、温泉と合わせて新鮮な海の幸を堪能できるのが最大の魅力。
四季折々の自然と温泉街の温かい雰囲気が、訪れる人々を優しく包み込みます。
あつみ温泉|泉質と効能
あつみ温泉の代表的な泉質は、ナトリウム・カルシウム−塩化物泉です。
塩分を含むため湯冷めしにくく、体の芯から温まる「熱の湯」として知られています。
効能としては、神経痛、筋肉痛、冷え性、関節痛、慢性婦人病などです。また、血行促進や疲労回復も期待できます。
あつみ温泉|魅力と特徴
あつみ温泉の足湯(あんべ湯)-「あつみ観光協会(https://atsumi-spa.or.jp/)」より引用。
あつみ温泉の最大の魅力は、日本海に近く、温海川沿いという美しいロケーションです。
川沿いには桜並木が続き、春には見事な桜が咲き誇り、風情ある温泉街の風景を一層引き立てます。
温泉街には、無料の足湯「あんべ湯」や「もっけ湯」が点在。散策の途中に気軽に立ち寄って旅の疲れを癒すことできます。
また、新鮮な日本海の海の幸を存分に味わえるのも、あつみ温泉エリアの大きな魅力。多くの旅館で旬の魚介類を使った料理が提供されます。夏には温海川で花火大会が開催されるなど、季節ごとのイベントも見どころです。
あつみ温泉|アクセス
あつみ温泉は、鶴岡市温海に位置しています。
JR羽越本線「あつみ温泉駅」が最寄駅で、駅から温泉街までは徒歩圏内の宿も多く、一部の宿では送迎サービスも行っています。
日本海東北自動車道のあつみ温泉ICからも車で約5分と、自家用車やレンタカーでのアクセスも非常に便利です。
あつみ温泉|周辺観光
周辺には、春になると美しい桜並木が続く「温海川の桜並木」があります。
日本海に面した「念珠ヶ浜」は、海水浴や散策に最適です。
また、東北地方屈指の古刹「善寶寺」も近くにあり、その歴史と建築美に触れることができます。
道の駅「あつみ」では、地元の特産品やお土産を購入できます。
【公式】あつみ温泉の桜並木ライトアップ(山形県公式観光サイト)
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7. 湯野浜温泉
湯野浜温泉-「海辺のお宿一久の公式サイト(https://ikkyu.co.jp/)」より引用。
山形県庄内地方、日本海に面した美しい海岸線に広がる湯野浜(ゆのはま)温泉は、庄内地方最大の温泉地です。
遠浅の美しい砂浜と、日本海に沈む壮大な夕日の絶景が最大の魅力。
夏には海水浴客で賑わい、一年を通して新鮮な海の幸と温泉を堪能できる、海辺のリゾート温泉です。
湯野浜温泉|泉質と効能
湯野浜温泉の代表的な泉質は、ナトリウム・カルシウム−塩化物泉です。
塩分を多く含むため、肌に塩分の膜を作り、湯冷めしにくいのが特徴的。神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性皮膚病、疲労回復などに効能があると言われています。
保温効果と美肌効果が期待できるため、特に女性に人気が高い温泉です。
湯野浜温泉|魅力と特徴
湯野浜温泉-「つるおか観光ナビ(https://www.tsuruokakanko.com/)」より引用。
湯野浜温泉の最大の魅力は、日本海に面したロケーションから望む息をのむような夕日の絶景です。
多くの温泉旅館からは、露天風呂や客室から夕日が海に沈む壮大なパノラマを堪能できます。
夏には「湯野浜海水浴場」が賑わい、海水浴と温泉を同時に楽しめるリゾート地として人気です。
庄内地方は日本有数の米どころであり、新鮮な海の幸も豊富。温泉に浸かり、美味しい海の幸を味わい、そして美しい夕日を眺めるという、贅沢な体験を味わえるでしょう。
湯野浜温泉|アクセス
湯野浜温泉は、鶴岡市 湯野浜に位置しています。
JR鶴岡駅が最寄りの主要駅で、鶴岡駅から庄内交通バス「湯野浜温泉」行きに乗車し、約30分で到着します。
庄内空港からもバスまたはタクシーで約10分と非常にアクセスが良いので、飛行機でのアクセスも便利です。
車の場合、日本海東北自動車道の鶴岡西ICまたは庄内空港ICからアクセス可能です。
湯野浜温泉|周辺観光
周辺には、世界最大級のクラゲ展示で知られる「加茂水族館(クラゲドリーム館)」があり、神秘的なクラゲの群れに癒やされる体験が待っています。
また、庄内地方は映画のロケ地としても有名です。「庄内映画村資料館」では、映画の世界に触れることができます。
夏のおすすめは、美しい砂浜が続く「湯野浜海水浴場」。様々なマリンスポーツが楽しめます。
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山形温泉旅に便利な交通手段は?
交通手段の選び方
レンタカー vs 公共交通機関
山形県を観光するにあたっては、交通手段の選択が快適さを大きく左右します。
レンタカー
行動範囲が広がり、自由にスケジュールを組めるのが大きなメリットです。
今回ご紹介した肘折温泉や八幡平温泉郷など、公共交通機関の本数が限られる温泉地や、広範囲に点在する観光スポットを巡りたい場合には、非常に便利となります。
しかし、特に冬季の山形県は積雪量が多く、道路の凍結も頻繁に発生するため、雪道や凍結路面の運転に十分な注意が必要です。
スタッドレスタイヤの装着は必須で、可能であれば四輪駆動車を選びましょう。
雪道の運転に不慣れな方は、無理せず公共交通機関の利用を検討することをお勧めします。
また、レンタカーを利用する際は、ガソリン満タン返しが基本となる他、駐車料金等の費用も別途発生することを覚えておきましょう。
公共交通機関
運転の心配がなく、ゆったりと景色を楽しめるのが魅力です。
冬でも安心して移動できますし、かみのやま温泉や天童温泉のようにJR駅からのバスアクセスが良い温泉地もあります。
ただし、運行本数が限られる場合や、乗り換えが必要な場合があるため、行動範囲が限定されることも。各温泉地への直行バス(有料送迎バス含む)を事前に調べておくと、スムーズな移動が可能です。
意外と忘れがち?温泉マナーと持ち物リスト
日本の温泉には、複数のマナーがあります。
ここでは、そんな温泉マナーの一例をご紹介します。不安に思っている方は、念のため確認しておきましょう。
- 湯船に入る前に、必ずかけ湯で体の汚れを洗い流しましょう。
- タオルは湯船に入れない。頭の上に乗せるとより温泉感UP!
- 髪が長い場合は、湯船に髪が入らないように結びましょう。
- 大声で話す、泳ぐ、などの他者に迷惑をかける行為は控え、静かに利用しましょう。
- 浴室内やロッカースペースでの写真撮影は禁止です。
忘れ物ゼロで安心!温泉旅の持ち物リスト
温泉旅に「あってよかった!」となるアイテムをリストアップしました。
出発前にぜひチェックしてみてください。
◻︎ 温泉手形(あれば)
◻︎ スマートフォン&モバイルバッテリー
◻︎ 着替え
◻︎ 薄手のバスタオル/フェイスタオル
◻︎ 洗面用具(使い慣れたもの)
◻︎ 化粧水・乳液などスキンケア用品
◻︎ 小さくたためるエコバッグ
◻︎ ジップロック/ビニール袋
◻︎ 折りたたみ傘/レインコート
◻︎ 歩きやすい靴
ジップロックやビニール袋は、濡れたタオルや衣類を入れるのに便利です。
また、バスタオルやフェイスタオルは温泉で備えられていることも多いですが、自分用を持っているといざという時に安心。予備として、使い慣れたものを持っていきましょう。
本記事のまとめ
東北の豊かな自然に抱かれた山形県の温泉は、秘湯の趣から歴史ある湯治場まで、その多様な表情で訪れる人々を温かく迎え、心ゆくまで癒やし尽くします。
強酸性の硫黄泉と樹氷が魅力の蔵王温泉、大正ロマン漂う銀山温泉、城下町の歴史が息づくかみのやま温泉。
さらには、美肌の湯として親しまれる天童温泉、歴史ある湯治場・肘折温泉、日本海を望むあつみ温泉、夕日が美しい湯野浜温泉──。
このように、山形県には複数の多彩かつ魅力的な温泉地が揃っています。
この記事では、各温泉地の泉質や効能、アクセス方法、そして周辺の楽しみ方や旅のプロならではの小ネタまで、詳細に解説してきました。
公式サイトや各温泉協会のウェブサイトで最新情報を確認し、万全の準備で、忘れられない思い出を作ってきてくださいね。