【MLB】ジャック・ドライヤーとは？｜年俸・プレースタイルを紹介【サクッと選手解説】

ジャック・ドライヤーは、MLBナショナル・リーグ西地区のロサンゼルス・ドジャースに所属する、若き左腕です。

2025年にメジャーデビューを果たしたルーキーながら、チームのブルペンで常に存在感を示し、7月28日にはメジャー初セーブを記録しました。

力強いフォーシームと多彩な変化球の組み合わせは、まさに現代のリリーバーにふさわしいスタイル。

 

本記事では、そんなジャック・ドライヤーの基本情報、プレースタイル、そしてこれまでのキャリアや年俸、成績について、詳しく解説していきます。

ジャック・ドライヤーの基本情報

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ジャック・アンドリュー・ドライヤー(Jack Andrew Dreyer)。

1999年2月27日生まれ、アメリカ合衆国ユタ州出身。

ロサンゼルス・ドジャースに所属するリリーフ投手であり、背番号は86番です。

ドライヤーの経歴

元メジャーリーガーの父

元メジャーリーガーであるスティーブ・ドライヤーを父に持つジャック・ドライヤーは、幼少期から野球に関心を持ち続けてきました。

 

スティーブは、ドライヤーにとって良き父であり、良きコーチ。

左投げのドライヤーに対し、スティーブは右投げのため、”自身の動きを鏡のように見せることで投球フォームを教える”というユニークな指導方法を取り入れていたようです。

（出典：https://www.mlb.com/news/jack-dreyer-aided-by-father-steve-during-journey-to-big-leagues）

 

メジャーデビュー

アイオワ大学出身のドライヤーは、その最終年をトミー・ジョン手術で棒に振ることとなりました。

そして、2021年8月3日、彼はドラフト外のフリーエージェント(＝アマチュアFA)として、ドジャースと契約。

 

在学中、2019年のほとんどを肩の故障で欠場し、かつ2020年はパンデミックによってわずか4登板だったドライヤーは、ドジャースにとって未知数のパッケージでした。

そして、2022年。ドライヤーは、マイナーリーグのルーキー級「アリゾナ・コンプレックスリーグ・ドジャース」でプロキャリアをスタート。リリーフ投手として12試合に登板し、防御率1.50を記録します。

 

翌2023年は、A+級で42試合に登板し、5勝0敗、防御率2.30を記録。

2024年はAA級の9試合登板を自責点0で終え、AAA級への昇格を果たします。

なお、AAA級では37試合に登板して5勝2敗、防御率2.95。22失点を喫するも、自責点は14点であり、AAAオールスターにも選出されています。

 

前述の通り未知数のパッケージであったものの、マイナーで結果を残し続けたドライヤーは、2025年3月19日の東京ドームにおけるシカゴ・カブス戦で、メジャーデビューを果たしました。

（出典：https://www.baseball-reference.com/bullpen/Jack_Dreyer）

初勝利

2025年4月2日のブレーブス戦で、ドライヤーは初勝利を収めています。

彼の初勝利のボールは、なんと大谷翔平選手のサイン入りです。

 

ドライヤーの契約・年俸

ジャック・ドライヤーは、2025年にメジャーデビューした新人であり、これから実績を積む段階にあります。

そんなドライヤーの年俸は、MLBにおける最低保証年俸の76万ドル(1億1千万円)です。

 

投手の「再生工場」としても知られるなど、育成に長けているドジャース。

ドライヤーの今後の成長と活躍が期待されます。

（出典：https://www.spotrac.com/mlb/player/_/id/85726/jack-dreyer）

 

ドライヤーの特技

ドライヤーは、”ルービックキューブを14秒で揃える”という特技を持ちます。

 

さらに、複数のルービックキューブを用いて、アート作品を制作することも得意としているドライヤー。

例えば、以下のように大谷翔平の肖像画もモザイクアートの形式で再現されました。

This painting of Shohei Ohtani was made entirely of Rubik’s cubes by cube artist Jack Dreyer, a minor league pitcher in the Dodgers organization and son of ex MLB pitcher Steve Dreyer. Jack Dreyer can solve the cube in 14 seconds too. pic.twitter.com/Bgk65sTik2

— Jon Heyman (@JonHeyman) March 14, 2024

ちなみに、モザイクアートは次なる作品制作のため、写真撮影の後は即座に解体されました。

（出典：https://www.baseball-reference.com/bullpen/Jack_Dreyer）

 

ジャック・ドライヤーのプレースタイル

ジャック・ドライヤーの投球スタイルは、左腕から繰り出される力強い速球と、効果的に組み合わせる変化球が特徴です。彼が操る主な球種と特徴は、以下の通りです。

上記球種をバランス良く操り、特に左打者に対しては有利なマッチアップを作り出します。

ピンチの場面でも冷静にアウトを奪える投球術も魅力の一つです。

 

ジャック・ドライヤーの成績・活躍

ここでは、ジャック・ドライヤーのこれまでの成績や活躍について、特に印象深いシーズンを抜粋してご紹介します。

【2025年のドライヤー①】安定したデビュー年

2025年のジャック・ドライヤーは、7月29日時点で66回を投げて防御率2.86、WHIP1.08とリリーフ投手として非常に安定した成績を残しています。

その活躍は、大谷翔平選手をして”前半戦で印象に残った選手”として名前が挙がるほど。

後述のセーブ機会での登板を含め、最近では重要な場面を任されることも増えたドライヤー。

これからも期待に応えるピッチングを続け、セットアッパー、クローザーとステップアップを目指します。

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【2025年のドライヤー②】メジャー初セーブを記録

日本時間7月29日のロサンゼルス・ドジャースとシンシナティ・レッズの3連戦シリーズ初戦、ドジャースの新人左腕であるジャック・ドライヤーがメジャー初セーブを記録しました。

9回裏、ブレイク・トライネンが復帰を果たしたものの、2アウトをとったところで満塁の窮地に。

 

ここで声が掛かったのは、ドライヤーでした。

初めてのセーブ機会での登板、背後は満塁。1本出れば逆転サヨナラ負け。

しかしドライヤーは、3球でショートゴロを打たせ、ピシャリと冷静に抑えてみせました。

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