【MLB】タイラー・グラスノーとは？｜年俸・プレースタイルを紹介【サクッと選手解説】

タイラー・グラスノーは、ロサンゼルス・ドジャースに所属するメジャー屈指の本格派右腕です。

メジャー屈指のパワーピッチャーとして、常に進化を続ける彼の存在は、ドジャースの強力なローテーションに欠かせません。

本記事では、そんなタイラー・グラスノーの基本情報、プレースタイル、そしてこれまでのキャリアや年俸、成績について、詳しく解説していきます。

タイラー・グラスノーの基本情報

この投稿をInstagramで見る

 

Los Angeles Dodgers(@dodgers)がシェアした投稿

タイラー・アレン・グラスノー(Tyler Allen Glasnow)。

1993年8月23日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡出身。

ロサンゼルス・ドジャースに所属する先発投手であり、背番号は31番です。

タイラー・グラスノーの経歴

タイラー・グラスノーは、2011年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから5巡目(全体152位)指名を受けプロ入り。長身から投げ下ろされる速球が注目を集め、2016年にメジャーデビューを果たしました。

パイレーツ時代はリリーフとしても起用されましたが、2018年にトレードで移籍したタンパベイ・レイズで才能が開花。先発に定着し、圧倒的な奪三振能力を発揮しました。

しかし、キャリアを通してトミー・ジョン手術や肘の故障に苦しむことが多く、離脱を繰り返します。

 

それでも復帰するたびに力強い投球を見せ、2023年シーズン終了後にトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。

チームのエース格として期待されつつ、ドジャースの先発ローテーションの一角を担います。

タイラー・グラスノーの契約・年俸

タイラー・グラスノーは、レイズからのトレード移籍(2023年12月)と同時に、ドジャースとの間で5年総額1億3,650万ドルの契約延長に合意しました。

2025年の年俸は、3,250万ドル(約47億9千万円)です。

（出典：https://www.spotrac.com/mlb/player/_/id/18345/tyler-glasnow）

タイラー・グラスノーのプレースタイル

タイラー・グラスノーは、100マイル近いフォーシーム、90マイル前後の鋭く変化するスライダー、85マイル前後の大きく落ちるパワーカーブを操る、典型的な「パワーピッチャー」です。

特筆すべきは、203cmもの身長。腕も長いグラスノーは、リリースポイントが投手の中でもトップクラスに打者寄りであり、ただでさえ圧倒的な球速・球威を誇る彼の球が、考える時間すら与えずに打者の横を通り過ぎます。

 

天性の体格を巧みに活かして投球するグラスノーは、凄まじい奪三振能力を持った投手。特に、レイズに所属時代における奪三振率(K9)12.2は、同時期のクリス・セールやジェイコブ・デグロムらに肉薄する数値です。

 

また、そんなグラスノーがよく用いるのは、96マイルのフォーシーム、90マイルのスライダー、84マイルのカーブの3球種。平均球速が6マイルずつ落ちるこれらの球種は、的確に打者の混乱を招きます。

 

打者に近い位置から豪速球を放ち、適宜変化球で決めにくるパワーピッチャー、グラスノー。

今後も繰り広げられる彼の奪三振ショーから目が離せません。

参考：「How Dodgers’ new ace balanced his game」

 

タイラー・グラスノーの成績

ここでは、タイラー・グラスノーのこれまでの成績について、特に印象深いシーズンを抜粋してご紹介します。

【2023年のグラスノー】高いポテンシャル

2023年のタイラー・グラスノーは、当時タンパベイ・レイズに所属していました。

シーズン成績は、10勝7敗、防御率 3.53、WHIP 1.08。

120.0回を投げて162奪三振、K％(奪三振率)12.2と、特筆すべき”奪三振能力”を発揮しました。

なお、この年のFIPは2.91と防御率よりも低く、味方の守備次第ではさらなる好成績を残していた可能性も示唆されています。

投手の指標について解説！

 

ドジャース関連グッズ