トレード・デッドライン直前、様々な動きを見せたロサンゼルス・ドジャース。
本記事では、最終的に放出された選手と獲得した選手を一覧でまとめました。
【ドジャースが放出した選手】
- ハンター・フェドゥシア(捕手)
- ジェームズ・アウトマン(外野手)
- ダスティン・メイ(投手)
- エリック・スワン(投手)
- ショーン・ポール・リナン(投手)
【ドジャースが獲得した選手】
- ベン・ロートヴェット(捕手)
- ポール・ジャーベイズ(投手)
- アダム・セリノウスキー(投手)
- ジェームズ・ティブス3世(外野手)
- ザック・エアハード(外野手)
- ブロック・スチュワート(投手)
- アレックス・コール(外野手)
ドジャースが放出した選手
ハンター・フェドゥシア(捕手)
【移籍先】タンパベイ・レイズ
球団第3捕手だったフェドゥシアは、レッズも含む三角トレードによって、レイズに加入しました。
正捕手のウィル・スミス、プロスペクト捕手のダルトン・ラッシングに阻まれ、出場機会が得られなかったフェドゥシア。新天地で、活躍の場を狙います。
ジェームズ・アウトマン(外野手)
【移籍先】ミネソタ・ツインズ
今季はこれまで22試合のみの出場にとどまっているものの、2023年は151試合に出場し、打率.248、出塁率.353、長打率.437、OPS.790、23本塁打、16盗塁と結果を残しました。
移籍先でレギュラーとして定着し、完全開花する姿に期待しておきたいところです。
ダスティン・メイ(投手)
【移籍先】ボストン・レッドソックス
度重なる故障と不運な事故により離脱が相次ぐも、復帰を果たした2025年シーズンでは粘りの投球を何度も見せてくれたメイ。
しかし、試合を作れない展開も多く、現時点での今季成績は6勝7敗、防御率 4.85、WHIP 1.35と、やや悔いの残る内容でした。
寂しさはありつつも、新天地・レッドソックスでの開花を願うばかりです。
エリック・スワン(投手)
【移籍先】ワシントン・ナショナルズ
球団プロスペクト16位の投手です。
ナショナルズ傘下で腕を磨き、メジャーデビューを目指します。
ショーン・ポール・リナン(投手)
【移籍先】ワシントン・ナショナルズ
球団プロスペクト20位の投手です。
エリック・スワン同様、ナショナルズ傘下で腕を磨き、メジャーデビューを目指します。
ドジャースが獲得した選手
ベン・ロートヴェット(捕手)
【移籍元】タンパベイ・レイズ
ツインズ、ヤンキース、レイズでメジャー経験を持つ捕手です。今シーズンはレイズで26試合に出場していますが、打率.095、OPS.297と結果を残せませんでした。
ドジャースでは、正捕手のウィル・スミスや、新人捕手ダルトン・ラッシングに次ぐ、第3捕手としての役割が期待されます。
ポール・ジャーベイズ(投手)
【移籍元】タンパベイ・レイズ
ジャーベイズは、今シーズンにメジャーデビューを果たした25歳の新人右腕です。
奪三振能力に優れた投手であり、マイナーで131回を投げて217個の三振を奪いました。
故障が相次ぐドジャースブルペンでの奮起が求められます。
アダム・セリウノウスキー(投手)
【移籍元】シンシナティ・レッズ
シンシナティ・レッズのトップ10プロスペクトにランクインしている、将来有望な先発左腕です。
2022年のドラフトでは15巡目指名と決して上位ではありませんが、マイナーA＋級で先発として防御率4.84、74.1で92奪三振を記録しており、将来的にドジャースの先発ローテーションやブルペンを担う存在として期待されています。
ジェームズ・ティブス3世(外野手)
【移籍元】ボストン・レッドソックス
ボストン・レッドソックスにおけるプロスペクトランキング5位の外野手です。
ドジャース傘下で腕を磨き、メジャーデビューを目指します。
ザック・エアハード(外野手)
【移籍元】ボストン・レッドソックス
ボストン・レッドソックスにおけるプロスペクトランキング27位の外野手です。
ジェームズ・ティブス3世と同じく、ドジャース傘下で腕を磨き、メジャーデビューを目指します。
ブロック・スチュワート(投手)
【移籍元】ミネソタ・ツインズ
元々はドジャースでキャリアをスタートさせた、救援右腕です。
ツインズで才能が開花し、今季はこれまでで39登板、防御率2.38、WHIP1.09と素晴らしい数字を叩き出しています。
アレックス・ベシア、ブレイク・トライネンと並ぶ、セットアッパー/クローザー要員としての奮起に期待しておきたいところです。
アレックス・コール(外野手)
【移籍元】ワシントン・ナショナルズ
右投右打の小柄な外野手です。
守備力の高さと状況に応じた打撃が特徴的であり、今季成績はこれまで打率.274、3本塁打、26打点を記録。
暗く長い不調のトンネルから抜け出せなかったマイケル・コンフォートに代わる、外野の新たな”選択肢”としてドジャースに加わります。
本記事のまとめ
今回のトレードで、ロサンゼルス・ドジャースは、プロスペクトを含む複数の選手を放出し、即戦力と将来の戦力となる才能を獲得しました。
この動きは、故障者に悩む今シーズンの戦力補強と、数年後を見据えたチームの土台作りという、ドジャースの「今」と「未来」を両立させる明確な意図が反映されています。
新たな顔ぶれで、ワールドシリーズ2連覇を目指すドジャースの活躍を見守りましょう。
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